IPFSを使ってみる
IPFSって何?
インターネット上の情報も同様です。同一の内容であればどのサーバ上から取得したか?どの名前のファイルから取得したかなどという入手先はほとんどの場合で重要ではありません。そのためその情報の「場所」ではなく、「こういう内容の情報」というコンテンツの内容自体を直接指定して情報にアクセスする仕組みを考えることができます。これが「コンテンツ指向」になります。
要するに、トレントみたいに世界に大量のサーバー置いてウェブサイトとかアプリケーションとか公開しようぜ!って感じですかね。
→つまりIPFS入れてる人みんながサーバーになるということ
「セキュリティは?」って思うかもしれませんが、そこはハッシュ値で厳重に管理されているので改ざんの心配はなさそうです。
使ってみよう
公式のGithubページから実行ファイルを落としましょう
ちなみにこの他にもLinuxようにtar, debなどのファイルがあります。
インストールは全部日本語です。
基本次へでおk
初期状態ではIPFSのファイルPINに入っていました。
こんな感じで接続状態も確認できました。
2分ほどでアクセスがここまで増えました。
大きいファイルをホストするとより多くの帯域を使いそうですが、今の所は許容範囲ですかね…
残念ながら日本語対応はしてませんでした。
ウェブサイトを公開する
こんな感じのカスみたいなサイトを作りました
ローカルで表示するとこうです。
これを今から公開しましょう。
さっきのクソサイトはこのtestフォルダに入っています。
ipfs add -r test/
を実行しすると、フォルダ内部のすべてのファイルをアップロードします。
この際、前まで必要だったpinする動作が不要になっているようです。
このように、勝手にpinされていました。
右クリックしてリンクを取得しましょう
ipfs.ioのドメインでホストされていることが確認できました。
独自ドメインを使ってみる
このクソサイトに独自ドメインを付けてみましょう。
今回はtest.m86.workを付けたいと思います。
ドメインの設定ですが、オススメはCloudFlareです。
理由はSSL通信ができるから。
ネームサーバーを変更していない人はCloudFlareに変更してもいいかも
まずはCNAME。Nameに設定したいドメインを、Targetにはipfs.io
を指定。
SSL通信を利用したい人はProxiedにしておきましょう。
https://gyazo.com/0a6d0340d09e89e5df0cc561557f392d
次にTXTですが、こちらのipfs.io以下をコピーしてください。
次にNameを好きなドメイン、Contantにdnslink=[さっきコピーしたやつ]
を貼ります。
これで
test.m86.workでクソサイトに接続できるようになりました。
SSLもやりましょう。
といってもここをflexibleにするだけです。
まとめ
なんとなく使ってみましたが、普通に楽しかったです。
いろいろできそうなのでまたいじっていきたいと思ってます。